2024年5月13日月曜日

向き合う、そして響き合う

★日記

5月12日


さがゆき 八木のぶお 中村八大楽曲集CDリリース記念コンサートツアー2024


@Luru Hall


さがゆきさんは、ピアニストの高田ゆきさんや、Saxの登 敬三さん、Gt.清野さん等様々なアーティストとsessionまたはDuoでLuru Hallに来ていただいており、毎回様々な雰囲気で、馴染みのある曲からそうでないコアな曲から、名曲まで、いつも愛情をもって届けてくれる。


今回はハーモニカ奏者の八木のぶおさんと、アコースティックなDuo。

素晴らしいブルースハープを奏でる我が国を代表するハーモニカ奏者。


ステージ配置や、ブルースハープのセットが必要なのかを含めて準備のために参考にツアーの動画をみさせて頂いたのだが、1分でその空気に引き込まれてしまった。

ある意味非常に危険(笑)だったので、音を消音してステージの動画を最後までチェック。


すかさず思ったことは、、、

これは、直に本物の音を聴かねば!セッティングは考えようが無いと。

sessionはその場のサウンド、その雰囲気が紡ぎ出す音をなにも邪魔せず自由に鳴らす必要がある。

その為に僕のデスクがある。


ステージセットを指示通り完璧にセットするのが使命ではなく、当日のサウンドが最高潮に膨れるようにできるのなら、セッティングなんてその場次第!そこだけは柔軟でなくちゃならない。


今日もお客さんの心を占拠する洗練された音を放たなくてはならない。

そこに正解は無いが、良い演奏が確立するヒントはセッティングに隠されているので、配置だけは参考に模倣させてもらう。


演奏とは観客とのセッションを重ねて日を経ることに進化する。より重みが出るものだ。

だから当日の音(鳴り)を最大限に受け取って、それを1.7倍増しにして放つ。

Good Vibeのポイントは必ず突く事。

それこそがオーディエンスの心を衝くからだ。

非常にセンシティブに今の状況を察知するのに、過去のyoutubeの音源はなんの参考にもならない。


目前で本物の音楽を喰らえるのに、過去の栄光を目指すのでは無く、今日がまた伝説の一期一会になるようにしないと。そのままをやるだけが芸術ではない。〔その情熱を伝えること。〕それだけに注力した。

Youtubeの1分の雰囲気がすごくでていたのでね。


さがゆきさんは、奏でる曲への想いが沢山あるので、どんな曲でもギターを片手にしんみりとサウンドチェックを始めてくれる。


声がマイクに入る前からチェック・ワン・ツーのEQと僕なりのメロウなEQを決めて置いたが、マイクを入れて歌ってもらったら、見事に重なった。

ギターはマイク録り。

名機Joemeek VC3のプリアンプでSM57をセット。

エンハンサーを少し捻って、伝説のあのサウンドに。

堂々のギターサウンドでガッチリ決まる。

気がかりな事は何一つ無く、ただ鳴り渡るハーモニカとの響き合いを聴くのみであった。

後は手が勝手に動くので。


僕はブルースハープの音楽や鳴き、そしてファルセットの音や独特のスイングも大好きなんだけど、なかなかコレゾ!というのを間近で聴ける機会も本当にそう無いものなので、ブルースハープのセッティングにも力を入れた。

専用マイクを借りてきて、アンプキャビネットまで用意する事に。。。

恐らく使わないことは分かっているのだが、もし、もし、吹いてくれるのなら、八木さんのハープで聴きたいから用意だけは抜かり無く。


予定外が起こった時に、ご用意ないです。はもってのほか!


そして隙間の一瞬だけ聴かせて頂いた。とてつもなくかっこ良かった!

身体が奮えた。コレゾ!これなんだって。

もちろんアンプを使わないハーモニカの演奏も、感情を揺さぶる素晴らしい鳴きで、これが本当に美しい音楽だ。


Duoの音量バランスや感情を引き出す音量感等が今回の最大の肝の部分だな!というところで。自分も腕が試されるところ。

一番後ろに届くギリギリの音量で最大限のダイナミクスを提供するぞ!

出過ぎは厳禁、かなり攻めてみたが、やはり小さめなほど自然と耳を澄ませるのでその細部まで心に響き、音は小さくても大きく聴こえて、より強い音の部分に2人の空気を色濃く感じる事ができた。


ほとんどフェーダーはノータッチ。

それが全てを物語っていた。


僕の記憶に残るライブだった。


このCDもこのライブを聴いてから買ってじっくり楽しもう!そう決めていたので今、聴きながら、振り返りながらブログを書いている自分がいる。


言葉以上に伝わるものがある。

言葉という音だけでは現せない物語がある。


昨日のステージや、MCトーク、アフタートークでの中村八大さんとの出来事。

語り尽くせない瞬間の感情の爆発と人生の中での出会い等で埋め尽くされている感じ。


僕の34年の人生の1ページをまためくったひととき。

そんな夜でした

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